
とろりとした煮りんごと、クリームチーズ。アップルパイみたいな組み合わせを、ベーグルの中に包んでみました🍎
ずっとやってみたかった組み合わせなんです。でも——1回目は、失敗しました。
包んだところから生地が破れて、表面がボコボコに。まん丸のきれいなベーグルには、なってくれませんでした💦
おかしいな、と思ったんです。だって水分の量は、少し前に焼いた米粉のシナモンレーズンベーグルと、ほとんど同じにしていたのに。あのときは、一度でふっくら焼けたのに。
しばらく考えて、気づきました。
レーズンは、生地に混ぜ込んでいました。りんごは、生地で包んでいました。
混ぜ込んだ具は水分をくれる。でも、包んだ具は、くれないんです。
レーズンは生地の中に散らばっているので、焼いている間に出てくる水分が、そのまま生地にしみていきます。だから、あのときは豆乳を少なめにできました。
でも、包んだ煮りんごは違いました。生地の”内側”にあるだけで、生地そのものを助けてはくれないんですね。
しかも、包む成形は、混ぜ込みよりも生地を薄く広げます。グルテンのない米粉の生地には、もっと伸びる力——つまり、もっと水分が必要だったんです。
そこで2回目は、豆乳を195gに増やしました。粉に対して約101%。1回目は95%だったので、ほんの少しだけ増やした計算です。
今度は、破れずに包めました🍎
実は以前、ブルーベリージャムのベーグルでは、逆の失敗をしています。あのときは「ジャムも水分だった」と気づかずに、水を足しすぎてぺっちゃんこになりました。
混ぜ込むなら、減らす。包むなら、増やす。ベーグルを何度か焼いて、やっと腑に落ちた気がします🌿
切ってみると、とろりとした煮りんごと、クリームチーズの白。シナモンの香りが、ふわっと立ちます。
甘みは、きび糖と、りんご。白いお砂糖は使っていません🍎
今日は、我が家の米粉のアップルシナモンクリームチーズベーグルの作り方を、写真とあわせてご紹介しますね🌿

材料(5個分)
パン生地
- 米粉…230g
- コーンスターチ…30g
- シナモンパウダー…2g
- きび糖…15g
- 塩…3g
- ドライイースト…3g
- 豆乳…195g
- プレーンヨーグルト…70g
- 米油…15g
- サイリウムハスク…8g
煮りんご
- りんご…1個(煮上がり約140g)
- きび糖…20g
- 無塩バター…10g
- シナモンパウダー…1g
- レモン果汁…5g
クリームチーズ
- クリームチーズ…100g(乗せやすい大きさに切って、使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく)
ケトリング用
- お湯…1L程度
- はちみつ…大さじ1
仕上げ用
- 米油…適量
煮りんごとクリームチーズが今回の主役♡
甘酸っぱい煮りんごと、まろやかなクリームチーズ。
アップルパイのような組み合わせをベーグルに包みました🍎
煮りんごにはシナモンを少しだけ。生地にもシナモンを2g入れて、
どこを食べても香りがつながるようにしています。
👉シナモンの記事はこちら
📍シナモンレーズンベーグルでは、シナモンを8g入れました。今回は2gだけ。
りんごとクリームチーズのやさしい味をシナモンが隠してしまわない量にしています🌿
「包む具は、水分をくれません」
1回目は、シナモンレーズンベーグルとほとんど同じ水分で作りました。


これが1回目です。包んで輪にするときに、もう生地に裂け目が入っていました。
発酵させると、ひびがさらに広がってしまいました💦
| 1回目(失敗) | 2回目(成功) | |
|---|---|---|
| 豆乳 | 180g | 195g |
| プレーンヨーグルト | 70g | 70g |
| 水分の合計 | 250g | 265g |
| 粉262gに対して | 約95% | 約101% |
※粉は、米粉230g+コーンスターチ30g+シナモン2gで計算しています🌿
💡 同じ95%でも、シナモンレーズンはうまくいったのはなぜ?
レーズンは、生地に混ぜ込んでいました。焼いている間にレーズンから出る水分が、生地にしみていきます。
でも今回の煮りんごとクリームチーズは、生地の内側に包んでいます。具の水分は生地を助けてくれないんです。
しかも包むときは、生地を薄く広げます。そのぶん、生地にはもっと伸びる力が必要でした。
米粉ベーグルの水分、3つ並べてみました
| ベーグル | 具の入れ方 | 水分 |
|---|---|---|
| 🥯 シナモンレーズン | 混ぜ込む(具が水分をくれる) | 約95% |
| 🫐 ブルーベリーチョコ | ジャムを混ぜる(ジャムも水分) | 約104% |
| 🍎 アップルシナモンクリームチーズ | 包む(具は水分をくれない) | 約101% |
混ぜ込むなら、減らす。包むなら、増やす。
入れる具によって、同じベーグルでも水分を変えています🌿
💡「ベーグルの加水率は55〜60%」って書いてあるけれど?
ベーグルのことを調べていると、よく出てくる数字ですよね。でもあれは、小麦のベーグルのお話です。
小麦にはグルテンがあるので、少ない水分でも生地はしっかりまとまってくれます。いっぽう米粉にはグルテンがありません。そのぶん水分を多めにしないと、生地がまとまってくれないんです。
つまり、小麦と米粉では、必要な水分の量がまったく違います。この記事の約101%という数字を見て「水分が多いのでは?」と思われるかもしれませんが、米粉のパンではこれくらいが普通です。安心してくださいね🌿
美味しさのポイント:なぜ「ヨーグルト✕豆乳」なの?
米粉パンにありがちな翌日のパサつきを防ぐために、
このレシピではヨーグルトと豆乳を組み合わせています。
ヨーグルトの保水力と、豆乳の持つコクが合わさることで、時間が経っても驚くほど「ふわもち」な食感が続きます。
💡サイリウムハスクとは?
米粉にはグルテンがないため、そのままではさらさらとしてまとまりません。
サイリウムを入れることによって米粉の粒子同士をつなげて生地を扱いやすくしてくれ、
成形が可能になります。オオバコ科植物の種皮を粉末状にしたもので、
米粉パンをふっくら・もちもちに仕上げる天然の補助剤です。
🔳おすすめの食材の購入はiHerbを利用しています
私が普段食材や、サプリメントを購入している「iHerb」については、
👉「はじめてのiHerb|買い方・注意点をまとめた記事はこちら」
で詳しくまとめています。
🔳海外サイトが初めての方は、
まずは公式サイトをのぞいてみると安心ですよ🌿
レシピの流れ
📌作り方の全体像です。詳しい手順は、このあとのSTEPでご紹介しますね🌿
- 煮りんごを作る
- パン生地を作って、5個に分ける
- 生地を広げて具をのせる
- 煮りんごとクリームチーズを包んで、輪にする
- 発酵させる
- お湯でゆでる(ケトリング)
- 焼く
💡 ベーグルは、焼く前にお湯でさっとゆでるのがポイントです。この「ゆでる」
ひと手間で、あの独特のもっちり感と、つやのある表面になります。🥯
作り方
STEP1 煮りんごを作る
りんごは、皮をむき1cm角くらいに切ります。
鍋にりんご・きび糖・無塩バター・シナモン・レモン果汁を入れて、火にかけます。ときどき混ぜながら、20分ほど煮ます。

煮上がったら、キッチンペーパーの上に広げて余分な水分をとります。

💡煮汁が残っていると、包むときに生地がゆるんでしまいます。
ペーパーでしっかり水気をとってくださいね🍎
煮りんごを冷ましている間に、クリームチーズを乗せやすい大きさに切っておきます。
1個あたり20gを3つに分けるので、全部で15個くらいです。
使う直前まで、冷蔵庫で冷やしておいてくださいね。
💡 クリームチーズはやわらかくなると、包むときに生地からはみ出しやすくなります。
冷たいままのほうが扱いやすいです🌿
STEP2 パン生地を作る
ボウルに米粉・シナモン・きび糖・コーンスターチ・塩を入れて、
泡だて器でよく混ぜ合わせます。


豆乳は電子レンジで40秒ほど温め、ドライイーストを混ぜてから粉類に加えます。


プレーンヨーグルトも加え、泡だて器でよく混ぜ合わせます。


よく混ざったら米油を加え、さらによく混ぜ合わせます。

米油がよく馴染んだらサイリウムハスクを加え、ゴムベラに持ち替えてすばやく混ぜ合わせます。


💡 2〜3分混ぜていると、だんだんとまとまってきます。
サイリウムハスクはダマになりやすいので、ボウルのへりに
擦り付けるように混ぜます。

手に少量の油を付けて、ツルッとひとまとめにします。

スケッパーなどで5等分にし、それぞれ丸めます。


STEP3 生地を広げて具をのせる
生地を、めん棒で縦18cm×横10cmくらいの長方形に伸ばします。

真ん中より少し右に、煮りんご約28gを縦一列にのせます。
その上に、クリームチーズ20gを3つに分けてのせます。

💡 上下の端には、1.5cmくらい具をのせない部分を残しておくと、
あとで閉じやすくなります。
STEP4 包んで輪にする
右端から生地を折りかぶせて、具を包みます。指で押さえて、しっかり閉じます。



コロコロ転がして20cmほどに伸ばします。

棒の片方の端を、指で平たくつぶして広げます。そこにもう片方の端を差し込むように重ねて、包んでぎゅっと閉じます。



STEP5 発酵する
天板にクッキングシートを敷き、その上に1個ずつ小さいシートをのせて、ベーグルを置きます。刷毛で表面に米油を薄く塗ります。

💡 シートを1個ずつ敷いておくと、ゆでるときにシートごとお湯に入れられます。やわらかい米粉の生地を手でつかまなくてすむので、形が崩れません🌿
ラップと濡れ布巾をかけて、オーブンの発酵機能35℃で15分発酵します。


STEP6 お湯でゆでる(ケトリング)
オーブンを200℃に予熱をしておきます。
予熱している間に、鍋にお湯を沸かして、はちみつを大さじ1加えます。
💡 はちみつを入れると、焼き上がりのつやと焼き色がぐっと良くなります🍯

オーブンの予熱が終わったら、ぐらぐら煮立てず、フツフツとしたくらいの火加減で、
片面15〜20秒ずつゆでます。
クッキングシートはお湯の中で自然にはがれるので、はがれたら取り除いてください。
ゆで上がったら水気をきって、そのまますぐ天板へ。



⚠️ ゆでたあとに置いておくと、表面がしわしわになってしまいます。
間をあけずにオーブンへ入れてくださいね🥯
STEP7 焼く
天板に並べたら、すぐに20分を目安に焼いて完成です♬
💡オーブンによって火力が異なりますので、様子を見ながら焼いてくださいね。

まとめ
包む具のぶん、水分を足したら破れずに包めました🍎
こんがり焼き上がった、米粉のアップルシナモンクリームチーズベーグル。
半分に切ると、中からとろりとした煮りんごと、まろやかなクリームチーズが顔を出します。シナモンの香りがふわっと広がって、アップルパイのような味わいです🍎
1回目は、包んだところから生地が破れてしまいました。
変えたのは、たった1つ。
✔️ 豆乳を180gから195gに増やした(水分 約95% → 約101%)
混ぜ込んだ具は、生地に水分をくれます。でも、包んだ具はくれません。そのぶんを、最初の水分で足してあげる。それだけで、破れずにきれいな輪になりました🌿
🟤 保存方法
クリームチーズが入っているので、その日のうちに食べきれないぶんは、1個ずつラップで包んで冷凍しています🍎
🟤 温め直し方
自然解凍か、レンジで少し温めてから。半分に切ってトースターで焼くと、表面がカリッとして、中のりんごもほんのり温かくなります🌿
白いお砂糖は使わず、きび糖とりんごのやさしい甘さで作りました🌿
混ぜ込むなら、減らす。包むなら、増やす。
米粉のベーグルを何度か焼いて、ようやく具と水分の関係がわかってきました。同じところでつまずいた方の、ひとつのヒントになればうれしいです。
おうちでのマインドフルな朝食の時間が、
より豊かで心地よいひとときになりますように🍎✨

🫐 逆の失敗をした、ブルーベリーのベーグル
ジャムを混ぜ込んだベーグルでは、水を足しすぎてぺっちゃんこに。「ジャムも水分です」と気づいて、104%で成功しました🫐
🍀他にもグルテンフリーや体に優しい素材を使ったレシピをたくさん紹介しています。
お気に入りのひとつを見つけていただけたら嬉しいです♡

このレシピで使ったおすすめの材料
🟫 セイロンシナモン(Frontier Co-op)
生地にも煮りんごにも使いました。オーガニック&フェアトレードで、上品でやさしい香りのセイロンシナモンです🌿
🟫 オーガニックハニー(Wholesome Sweeteners)
フェアトレードのオーガニックはちみつ。クセのないやさしい甘さで、ジャムはもちろん、飲み物やお菓子作りにも使いやすいです🌿
今回はベーグルをゆでるお湯に大さじ1加えました。つやと焼き色がぐっとよくなります🍯
🟫 米粉(ミズホチカラ)
グルテンフリー認証のパン用米粉。きめが細かく、もちもち・ふっくらに焼き上がります。
🟫 コーンスターチ(ボブズレッドミル)
生地の口どけを軽くしてくれる名脇役。グルテンフリーで安心して使えます。
🟫 ケルティックシーソルト(塩)
ミネラルを含んだ自然な海塩。少量でも、素材の甘みやコクを引き立ててくれます。
🟫 ドライイースト(ボブズレッドミル)
グルテンフリーのアクティブドライイースト。米粉生地をやさしくふくらませてくれます。
🟫 サイリウムハスク
米粉パンには欠かせない材料。グルテンのない米粉生地をまとめて、扱いやすくしてくれます。オオバコ科植物の種皮を粉末にした、天然の補助剤です🌿
🟫 米油(こめ油)
クセがなく軽い口当たり。生地に混ぜても、仕上げに塗ってもおいしく仕上がります。
🌿iHerbで買ってよかった!米粉のお菓子・パン作りに使えるおすすめ食材まとめ🌿
👉 まとめ記事を読む

コメント